ホームポジション（2999）とジャパンワランティサポート（7386）と坪田ラボ（4890）のIPO（新規上場）初値結果！

ホームポジション（2999）とジャパンワランティサポート（7386）と坪田ラボ（4890）3社のIPO（新規上場）初値がそれぞれ強弱分かれる形とはなりましたが、ひとまず本日中の初値形成となりましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。

ホームポジション（2999）のIPO初値結果

市場開場前（8時～9時）の気配スタート時点から450円に100万株程度の買いが入っており、それが下支えとなったのか、市場開場時（9時）は460円買い気配スタートとなりました。合致点が近かったことから初回から10分気配更新ではなく3分気配更新となり、2回目の9時06分に465円で全株一致での着地となりました。

市場開場後も450円の100万株程度の買いは消えることなく、消化されて行きました。見せ板ではなく本物の腰の入った買いだったようです。いずれにしても公募割れすることなく、微益ながらも公募価格を上回っての着地となりました。IPO株を取得された方に素直におめでとうございます。と言えるかどうかは手数料などのことも考えると取得証券会社によっては微妙なところかもしれません。

ホームポジション（2999）日中足・5分足チャート（2022年6月23日）

高値は初値形成後すぐに付けた468円で、450円には大きな買い支えがあり、場中に450円を切ることはありませんでしたが、終始軟調な展開となりました。450円買いの正体が何者だったのかは気になるところです＾＾；

ジャパンワランティサポート（7386）のIPO初値結果

8時の気配スタート時点からはしばらく本日の注文受付価格の最下限となる410円で推移しており、早い段階から幹事の引き受け価格となる1,508円にオーバーアロットメント分の96,000株（全弾）が放り込まれていたものの、それを上回る売り量でシンジケートカバー取引でも支えることができず、市場開場時（9時）は1,300円売り気配スタートとなりました。

市場開場後は少しだけ買いが膨らんだものの、初値は9時12分に1,480円での公募割れ着地となり、公募価格（1,640円）も引き受け価格（1,508円）をも割り込む残念な結果となりました。初値形成後も泣かず飛ばずで、良い場面はありませんでした。

ジャパンワランティサポート（7386）日中足・5分足チャート（2022年6月23日）

本日の高値は初値形成後に一瞬付けた1,540円までで、今回もまた公募割れ案件のコンセンサスとも言える「公募割れ案件、初日に公募価格を奪還するのはほぼ不可能説」が立証された格好となりました。チャートも右肩下がりで不人気IPOの典型的なチャート形状です。

坪田ラボ（4890）のIPO初値結果

市場開場時（9時）は600円買い気配スタートとなりましたが、上記2社が早々の初値形成となり一点集中となったことからか、時間とともに買いが増え、結構な寄る寄る詐欺が発生し、最終的には794円まで値を上げての着地となりました。1.5倍（705円）の板にいたあからさまなベンチャーキャピタル売りにはビックリでしたが。いずれにしてもIPO株にご当選された方はおめでとうございます。

坪田ラボ（4890）日中足・5分足チャート（2022年6月23日）

見事なV字回復で終値は849円の連続買い気配状態の最高値での大引けとなっています。本日上場3社の中で唯一終値が初値価格を上回ったIPO案件となり、明日もまだ上がりそうな雰囲気を残したままで終了となっています。とはいえ、IPOセカンダリ的にはかなり難易度の高い値動きですね。

個人的にSMBC日興証券から頂いた100株はマイルール通り初値（794円）にて売却済みで+32,400円（手数料及び税金含まず）の利益となりました。IPOセカンダリには3社ともに参戦していません。