不安定な市況の影響でIPO件数が激減！？例年9月分のIPO新規上場承認発表日と上場日の推移！

IPO新規上場承認発表が完全にストップしていますね。市況が不安定となっているため、IPO（新規上場）を一時的に停止して状況を伺っているのかもしれませんし、本当に無いのかもしれません。これまでの傾向を鑑みると後者の可能性は低いと思います。

いずれにしても今年（2024年）は9月分のIPO件数などの正確な情報を持ち合わせていないため、何とも言えないところではありますが、スケジュール的に8月は2社で確定となったことは間違いないため、9月のIPO登場に期待するしかありません。

ただ、すでに8月も本日で15日が経過することから、恒例の5週ルール（IPO新規上場承認発表から上場日までの日数）を当てはめると、仮に明日（8月16日）IPO新規上場承認発表があったとしても最短で9月のIPO案件の上場日は9月20日（金）あたりとなります。

この5週ルールはこれまでの傾向を当てはめて管理人が勝手に作ったルールなので、あくまでも推定日数となりますが、下記の9月カレンダーにこの5週ルールを当てはめて見てみると、9月20日（金）から9月30日（月）までの土日祝を除いた株式市場の実質の営業日は6日間しかありません。

例年9月のIPO（新規上場）件数

例年9月は四半期月となるため、本来であればIPO件数は他の月と比べると比較的多くなる傾向があります。以下は過去10年間の9月のIPO件数のデータとなります。

年によってバラツキはあるものの、少ないときでも6社、多いときであれば14社あります。これら過去10年の平均値は9.4社となります。仮に今後6営業日で平均値の9.4社が出て来ると仮定するとまたしても月末の重複上場が想定されますね。その前にそもそも9月のIPO案件がいつ発表されるのかが焦点となりそうですが。

例年9月のIPO（新規上場）発表日と上場日

そして以下は例年9月のIPO（新規上場）発表日と上場日の過去10年分のデータとなりますが、この過去10年で見ると一番早い日で2016年の7月28日、一番遅い日でも2020年の8月14日となります。となると今年（2024年）のIPO新規上場承認発表はもはや最遅となります。

冒頭の通り不安定な相場の中でIPO新規上場承認発表を出すことが困難な状況となっている可能性が高そうですが、IPO愛好家としては1日でも早くIPO新規上場承認発表が出てくれることに期待したいところです。