ドリームベッド（7791）IPO上場承認発表と初値予想！IPOラッシュに地味案件は厳しいスタート！？

ドリームベッド（7791）がIPO（新規上場）承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日（5月20日）IPO新規上場承認発表された3社のうちの2社目となります。

1社のアイ・パートナーズフィナンシャル（4345）のIPO詳細についてはすでに下記記事でご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。

残り1社のアイドマ・ホールディングス（7373）のIPO詳細記事についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。

ドリームベッド（7791）の上場日は6月23日（水）でアイ・パートナーズフィナンシャル（4345）とアイドマ・ホールディングス（7373）と3社同日上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる東証二部市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 野村證券公式サイト

ドリームベッド（7791）のIPO（新規上場）情報

設立：1957年7月1日
業種：その他製品
事業の内容：ベッド・リビングソファ・インテリア用品の製造、販売

ドリームベッド（7791）のIPO（新規上場）事業内容等

ドリームベッド（7791）はマットレス、ベッドフレーム、ソファ、寝装品（枕・布団類）等のデザイン開発、製造、販売を主たる事業としており、自社ブランド製品と海外提携ブランド製品を自社工場及び協力工場で製造して「家具販売店向け」と「商業施設向け」を主要な販売チャネルとして営業展開をしております。

ドリームベッド（7791）のマットレスは全日本ベッド工業会認定の衛生マーク表示の資格を獲得し、ISO9001（品質マネジメントシステムに関する国際規格）認証も取得した工場で製造しており、製造するポケットコイルマットレスは、マットレスに必要な硬さと、人が感じるソフト感の相反する2つの要素を組み合わせ、寝心地を追求しております。

【手取金の使途】
手取概算額1,101,700千円については、全額を設備資金に充当する予定であります。具体的には、八千代第一工場の建物の新設及び増改築として全額を2023年3月期に充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
（ドリームベッドのIPO目論見書より一部抜粋）

ドリームベッド（7791）のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ドリームベッド（7791）の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,400円としてオーバーアロットメント含め27.6億円と規模的に東証二部市場への上場としてはおおむね標準的なサイズとなるため、荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて17,158枚とやや多めにあり、海外への販売はありません。

上述の通りドリームベッド（7791）の事業内容はベッド・リビングソファ・インテリア用品の製造、販売ということで、社名となる「ドリームベッド」まんまの事業内容です。

一瞬ベッドがヘッドに見え、伝説のIPOヘッドウォータース（4011）が頭をよぎりましたが、よく見るとベッドで、事業内容も地味な寝装具の製造販売とまったく違いました。年齢的にも老眼が入ってきており「ベ」と「ペ」の違いが見にくいことはありますが、まさか「ベ」と「ヘ」を間違えるとは思わず、頭水（ヘッドウォーター）の次は夢頭（ドリームヘッド）が来たか！なんて思ってしまいました＾＾；

設立からおよそ64年の老舗企業となることから社会的信頼度はあるものの、成熟感は否めません。業績も安定の横ばいで、さすがにもう成長性は感じられないですね。まさに「ザ・東証二部」といった感じの銘柄です。

ただドリームベッド（7791）の自社ブランド「WATER WORLD（ウォーターワールド）」は国内唯一のウォーターベッドブランドとなっており、40年以上の歴史があります。子供のころウォーターベッドは憧れのベッドでした。今でも寝具にはなるべくこだわりたいとは思っていますが、価格はピンキリのようで、最低でも30万円ぐらいはするようです＾＾；

※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

筆頭株主は700,000株（21.26%）の株式を保有する投資ファンド（ベンチャーキャピタル）で、今回のIPO（新規上場）に際する売り出しで半数となる350,000株、オーバーアロットメント分257,300株を含めると607,300株が放出されます。

残るベンチャーキャピタル保有分92,700株及び他大株主3社547,020株（売り出し放出後残り）には90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。その他既存の上位大株主には90日間及び180日間のロックアップが掛かっています。

東証二部上場の成熟感たっぷりの老舗企業、おまけに上場日は6月23日（水）で3社同日上場、前日6月22日（火）に至ってはリート（REIT）含め4社同日上場と、日程がかなりタイトとなっており、地味案件はIPOラッシュの中では埋没する可能性があります。初値評価的にはひとまずD級評価といったところが妥当でしょうか。

とりあえず現時点での管理人の個人的なこのドリームベッド（7791）のIPO参加スタンスは中立で、まずは大手初値予想会社の見解や地合いなどを確認しながら慎重に判断したいと思います。とはいえIPO主幹事はマンモス野村ということなので申し込んでも当選する可能性は低いでしょうけどね＾＾；

これまた野村證券主幹事案件ということで、LINE証券が5月末以降に野村證券と協業でIPOの取り扱いをするとの発表があったことから、委託幹事（裏幹事）となる可能性もありそうですね。とにかく5月末のLINE証券の詳細発表が待ち遠しいです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ LINE証券公式サイト

ドリームベッド（7791）のIPO（新規上場）業績等

ドリームベッド（7791）のIPO経営指標

ドリームベッド（7791）のIPO売上高及び経常利益