WOLVES HAND（194A）IPO上場承認発表と初値予想！日本最大規模の動物病院グループ！

WOLVES HAND（194A）がIPO（新規上場）承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日（5月16日）IPO新規上場承認発表された2社のうちの1社です。WOLVES HANDと書いて「ウルブズ ハンド」と読みます。

当記事はWOLVES HAND（194A）のIPO紹介記事となりますが、もう1社のライスカレー（195A）のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。

WOLVES HAND（194A）の上場日は2024年6月20日（木）で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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WOLVES HAND（194A）のIPO（新規上場）情報

設立：2019年4月4日
業種：サービス業
事業の内容：一次診療から高度医療まで対応可能な動物病院運営、その他周辺事業（トリミングサロン運営、動物病院向けシステム開発、獣医療関係者向け教育コンテンツ配信等）

今回の募集は簡易型のグローバルオファリングとなるため、売出株式863,100株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダ除く）の海外投資家にも販売される予定となっています。国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集の需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日6月12日（水）に決定されます。

そしてこのWOLVES HAND（194A）のIPO幹事団（シンジケート）の中には大和証券が入っているため、グループ会社となる大和コネクト証券がIPO委託幹事（裏幹事）に入る可能性が高いです。

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WOLVES HAND（194A）のIPO（新規上場）事業内容等

WOLVES HAND（194A）はグループ会社で、株式会社WOLVES HAND及び連結子会社3社（株式会社ペットメディカルセンター・エイル、株式会社モデナ動物病院及び株式会社ペット・ベット）及び持分法適用関連会社1社（飛鳥メディカル株式会社）で構成されており、動物病院事業の単一セグメントで、動物病院及びペットサロンの運営、動物病院向けソフトウエアの提供、獣医療教育セミナーの配信及び医療用機械器具の製造・販売を主な事業としています。

※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額24,730千円についてはその全額を運転資金として、事業拡大のための獣医師等の採用活動資金として2025年6月期に充当する予定であります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
（WOLVES HANDのIPO目論見書より一部抜粋）

WOLVES HAND（194A）のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

WOLVES HAND（194A）の市場からの吸収金額はIPO想定価格755円としてオーバーアロットメント含め7.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。

IPO募集株数は公募株及び売り出し株（OA含む）合わせて1,050,000株と多くもなく少なくもなくといったとことろですが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売もあるため、国内分の募集株は減少します。

上述の通りWOLVES HAND（194A）の事業内容は一次診療から高度医療まで対応可能な動物病院運営、その他周辺事業（トリミングサロン運営、動物病院向けシステム開発、獣医療関係者向け教育コンテンツ配信等）ということで、爪切り等の身近なケアからCTやMRIを用いた脳神経外科等の高度医療まで、幅広いニーズに応えることができる動物医療を提供しています。

関西エリア、関東エリア、九州・沖縄エリアの3エリアにおいて、CTやMRIなどの高度医療機器を備え、専門分野を持った獣医師が診療を行う「センター病院」と、かかりつけ病院として、診療や簡易的な手術等を行う「サテライト病院」をドミナントで複数配置しており、2024年3月末時点で33病院を展開しています。

WOLVES HAND（194A）の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が5社3,852,000株あり、今回のIPO（新規上場）に際する売り出しで863,100株放出するものの2,988,900株が残ります。180日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。

今回のIPO（新規上場）に際する募集株の内訳は公募株50,000株に対して売り出し株は863,100株で売り出し比率は17.2倍、売り出し株の放出人はベンチャーキャピタルとなることから投資ファンドの出口（イグジット）案件感があります。

WOLVES HAND（194A）は診療や処置（一次診療）から専門的で高度な設備を用いた検査や手術（二次診療）まで、質の高い動物医療サービスを提供できる体制を構築している日本最大規模の動物病院グループで、業績はおおむね横ばいで大きな伸びは無いものの堅調に推移しています。

公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となるベンチャーキャピタルの保有株もおよそ300万株と多く、出口（イグジット）感もあるため、人気化するには難しいかもしれませんが、個人投資家の手が出しやすい低位株設定で公開規模もIPO想定価格（755円）ベースで7.9億円と荷もたれ感は無く、海外投資家への販売分（未定）も差し引くとさらに圧縮されるため、需給不安は無さそうです。ひとまずの初値評価はC級評価あたりで問題ないでしょうか。

初値高騰は無いにしても、さすがにこの規模で公募割れする様子も思い浮かばないため、とりあえず現時点の管理人の個人的なこのWOLVES HAND（194A）のIPO参加スタンスは参加の方向で考える予定です。海外投資家への販売が極端に少なくなるようなことがあれば再考する可能性はあります。

WOLVES HAND（194A）のIPO（新規上場）業績等

WOLVES HAND（194A）のIPO経営指標

WOLVES HAND（194A）のIPO売上高及び経常利益