AVILEN(5591)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,000円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
AVILEN(5591)の上場日とIPO申込期間
AVILEN(5591)の上場日は2023年9月27日(水)で、オカムラ食品工業(2938)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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このAVILEN(5591)のIPO申し込み期間は9月11日(月)~9月15日(金)となっており、時期的にIPO申し込みラッシュ期間に入っているため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
AVILEN(5591)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
AVILEN(5591)のIPO想定価格は2,000円となっているため、現時点では公募価格の1.5倍~2.0倍程度の初値形成になるのではないかと、やや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このAVILEN(5591)のIPO仮条件は本日9月7日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
AVILEN(5591)の事業内容
AVILEN(5591)の事業内容はAIソフトウエア及びビルドアップパッケージの提供をはじめとするAIソリューション事業ということで、AI及びデータ活用技術の開発によるビジネス課題の解決からデジタル組織開発の戦略立案およびDX/AI人材の育成による組織変革支援、AI技術を活用したSaaSプロダクトの開発、提供及び導入支援などを行っています。
このAVILEN(5591)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
AVILEN(5591)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月22日)IPO新規上場承認発表された3社のうちの3社目となります。AVIL …
AVILEN(5591)のブルベア要素とIPO参加スタンス
AVILEN(5591)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,000円としてオーバーアロットメント含め33.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて14,369枚と万枚超えで比較的多めにありますが、店頭証券(大和証券)主幹事案件となるため、IPO当選の可能性はそれほど高くないと思われます。
そして今回もこのAVILEN(5591)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がIPO市場では人気のAI(人工知能)関連で、最近のAI(人工知能)ブーム再燃の火付け役となった「ChatGPT」を活用したAIソリューションも手掛けており業態人気はもはや鉄板です。設立からわずか5年のスピード上場で業績も黒字化しており、話題性もあり注目度も高そうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模に荷もたれ感があり、売り出し放出人はすべてジャフコ系投資ファンド(筆頭株主)となることから出口(イグジット)感があります。7月31日(月)上場のLaboro.AI(5586)でAI(人工知能)バブル一服感も確認され、加えて今はIPO地合いも不透明です。上場日は9月27日(水)でオカムラ食品工業(2938)と2社同日上場となり、スケジュールや公開規模の大きさなど需給面の条件はLaboro.AI(5586)より劣ります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
AVILEN(アヴィレン) | 33.0億円 | 東証グロース | 大和証券 |
オカムラ食品工業 | 20.0億円 | 東証スタンダード | 野村證券 |
とはいえ、やはり中身はIPO市場ではみんな大好きAI(人工知能)関連となることから、よほどのことがない限り公募割れには至らないと考えているため、このAVILEN(5591)の個人的なIPO参加スタンスは当初の予定通り一部参加の方向で行きます。
AVILEN(5591)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのAVILEN(5591)のIPO株(公募株及び売り出し株)14,369枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 13,073枚 | 91.0% |
SMBC日興証券 | 144枚 | 1.0% |
楽天証券(100%完全抽選) | 144枚 | 1.0% |
SBI証券 | 144枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 144枚 | 1.0% |
極東証券 | 144枚 | 1.0% |
岡三証券 | 144枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 144枚 | 1.0% |
丸三証券 | 144枚 | 1.0% |
松井証券(前受け金不要) | 144枚 | 1.0% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
DMM株(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,155枚あります。
積極的にこのAVILEN(5591)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(楽天証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券)もしっかり入っており、持ち分も三桁レベルあるため、期待値は低いもののまだチャレンジ可能な数字かもしれません。
AVILEN(5591)のIPO仮条件決定
AVILEN(5591)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,000円
IPO仮条件:2,000円~2,120円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は33.0億円~35.0億円となりました。
AVILEN(5591)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
AVILEN(5591)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,000円~3,400円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも下限はそのままで上限が下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からB級評価に格上げ変更とさせて頂きますが、IPO参加スタンスについては引き続き一部参加のままで変更はありません。
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