読者様(Hさん)より「オーバーアロットメント
の意味を教えてほしい」とご連絡を頂きましたので、
簡単にご説明させて頂きたいと思います。
この“オーバーアロットメント”という制度は
2002年1月31日より導入された需給関係の悪化を
防ぐ為の制度
です。
そしてこの“オーバーアロットメント”を英語で書くと
『 over allotment 』
それをさらに直訳してみると、、、
『 over = 超える 』
『 allotment = 割当て 』
主幹事証券会社がその会社の大株主などから
一時的に株券を借りておき、同じ条件で売り出す。
つまり需要を超えた分を追加で割当てるという
わけです(上限は募集・売出し株数の15%
別名「冷やし玉」と呼ばれています。
そして主幹事証券会社はあくまでも
“借りている株式”なので株主に返さ
ないといけません。
需要が多かった場合はその募集・売出し価格
の代金を支払って返済します。←ちょっと違う
かもしれませんがイメージで言うとこんな感じです。
グリーンシューオプションの行使)
しかし逆に需要が少なかった場合は上記
グリーンシューオプションの行使はせず
株式を市場で買って返済する事になります。
シンジケートカバー取引)
市場で買って返すという事なので当然
株価は上がる方向へと向かいますね。
ですので別名「下支え」とも呼ばれています。
これらをまとめますと、かなり荒っぽい
表現かもしれませんが、
・上がり過ぎると“冷やし玉
・下がり過ぎると“下支え
というイメージで考えるとわかりやすのでは
ないかと思います。
おわかり頂けましたでしょうか?
ただしこれはあくまでも私個人の認識です。
勝手ながら間違っているかもしれないという事
だけはご了承下さい。
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