トグルホールディングス(652A)のIPO(新規上場)が承認されました。上場日は10月30日(金)で、東証グロース市場への上場を予定しています。IPO主幹事はSMBC日興証券とUBS証券とSBI証券の3社共同主幹事となります。
想定価格は4,030円。公募2,244,600株、売出1,124,900株、OA505,400株で、想定価格ベースの吸収金額はOA含む156.1億円となります。事業内容は「独自のAI技術を活用した再開発可能土地の仕入販売およびAIシステム/AIエージェント開発等」です。
当記事ではトグルホールディングス(652A)のIPO初値予想を中心に、仮条件、公開価格、抽選結果、初値結果まで随時更新します。
<注目点>
AIを前面に出した事業内容ですが、現状の収益の中心は不動産販売です。2025年9月期は売上高123.5億円、営業利益11.3億円まで拡大しています。
<初値の見え方>
業績成長とAIのテーマ性はプラス材料ですが、想定価格ベースでOA含む156.1億円という公開規模はグロース市場では重さがあります。想定時価総額も594.9億円となり、需給面から大幅な上昇を見込むには慎重さが必要です。
<参加判断の軸>
公開規模の大きさに対して、成長性とAI関連としての評価がどこまで上回るかがポイントです。一部株主には公開価格の1.5倍で解除されるロックアップもあり、上昇時の売り圧力にも注意が必要です。
トグルホールディングス(652A)のIPO基本情報

| IPO基本情報 | ||
| 上場市場 | 東証グロース | |
| 証券コード | 652A | |
| 会社名 | トグルホールディングス | |
| 設立年月日 | 2020年6月15日 | |
| 業種 | 不動産業 | |
| 事業の内容 | 独自の AI 技術を活用した再開発可能土地の仕入販売および AI システム/AI エージェント開発等 | |
| 公募株数 | 2,244,600株 | |
| 売出株数 | 1,124,900株 | |
| OA売出 | 505,400株 | |
| 海外募集 | あり(株数未定) | |
| IPO承認日 | 9月28日(月) | |
| 上場日 | 10月30日(金) | |
| 仮条件決定日 | 10月14日(水) | |
| BB期間 | 10月15日(木)~10月21日(水) | |
| 公開価格決定日 | 10月22日(木) | |
| 購入申込期間 | 10月23日(金)~10月28日(水) | |
| 上場時発行済株式数 | 14,762,285株 | |
| 時価総額 | 594.9億円 | |
| 吸収金額 | 156.1億円(OA含む) | |
| 想定価格 | 4,030円 | |
| IPO幹事証券・配分数 | ||
| 幹事証券名 | 配分数 | 配分割合 |
| SMBC日興証券(主幹事) | -枚 | -% |
| UBS証券(主幹事) | -枚 | -% |
| SBI証券(主幹事) | -枚 | -% |
IPO一次情報
トグルホールディングス(652A)のIPO(新規上場)に関する有価証券届出書に基づき、一次情報から読み取れる需給、事業、収益、および市場での評価について分析を行います。本記事は届出書提出時点の想定発行価格4,030円を前提とし、公開されたデータに基づき構成しています。
需給の全体像
トグルホールディングス(652A)は公募2,244,600株に対して売出1,124,900株となっており、公募主体のIPOです。OAを含めた公開株数は3,874,900株、想定価格4,030円で吸収金額156.1億円。OAを除いても135.7億円となり、東証グロース市場のIPOとしては公開規模の大きさが初値の上値を抑える要因となりそうです。
一方、上場によって会社へ資金が流入する公募株の割合が高い点は、既存株主の換金色が強いIPOとは異なります。売出株では代表取締役の伊藤嘉盛氏が760,000株を売却するほか、複数のファンドや法人株主も売出人となっています。
主要株主などには上場日から180日間のロックアップが設定されています。ただし、HERO Impact Capital 1号投資事業有限責任組合など一部株主は公開価格の1.5倍以上で解除される条件となっています。
事業の見え方
トグルホールディングス(652A)はAIを活用した不動産再開発とAIシステム・AIエージェント開発を展開しています。ただし、2025年9月期の売上高123.5億円のうち不動産販売が120.5億円を占めており、現時点では実質的に不動産販売が収益の柱です。SaaS売上高は5,942万円にとどまります。
AI SaaSでは建物生成AIを活用した「デベNAVI」や不動産価値分析AIクラウドサービス「Gate.」を提供しています。契約社数やMRRは増加しているものの、会社自身も連結売上高に占める割合は依然として僅少としています。
また、トグルホールディングス(652A)はOpenAIとの連携を開始しており、AIエージェントプラットフォーム「toggleエージェント powered by OpenAI」も展開しています。現状は不動産販売が収益の中心ですが、IPOでは「AI×不動産」に加えてOpenAIとの連携も話題性のある材料となりそうです。
収益面
2025年9月期は売上高12,353百万円で前期比24.6%増、営業利益1,137百万円で同111.3%増、経常利益926百万円で同124.8%増、純利益564百万円で同289.2%増となりました。営業利益率も前期の5.4%程度から9.2%程度へ改善しています。
2026年9月期第3四半期累計では売上高13,179百万円、営業利益871百万円、純利益471百万円を計上しており、9カ月時点で前期通期の売上高を上回っています。
公募による調達資金は、人材採用・育成、M&A、連結子会社への投融資などに充当する予定であり、売出主体のIPOと比較すると成長資金を調達する意味合いが明確です。
評価ポイント
プラス材料は、売上高と利益が拡大していること、AIと不動産を組み合わせた事業構造、公募主体でまとまった成長資金を調達する点です。OpenAIとの連携や「toggleエージェント powered by OpenAI」の提供など、AI関連として具体的な取り組みが進んでいる点もIPOでは評価材料になります。
一方で、AI関連企業という印象に対して現状の売上高は不動産販売への依存度が非常に高く、IPOとしては156.1億円という公開規模も軽くありません。想定時価総額594.9億円からも小型グロースIPOのような需給主導の大幅上昇は想定しにくく、AIというテーマ性だけで評価を引き上げない見方が必要です。
プレ初値予想
トグルホールディングス(652A)は業績成長とAI関連という材料を持つ一方、初値形成では公開規模の大きさが最大の課題になりそうです。公募主体で資金使途にも成長投資が含まれるため、ファンドの出口案件という評価だけにはなりませんが、想定価格から大幅なプレミアムを織り込むには需給面でハードルがあります。
初値評価:D級
初値予想:4,300円~4,800円程度
参加スタンス:慎重参加
想定価格4,030円に対して6.7%~19.1%程度の上昇を想定します。業績の伸びとAI関連としての評価をプラスとする一方、OA含む156.1億円の吸収金額と594.9億円の想定時価総額を考慮し、プレ初値予想では過度な上昇を織り込まないレンジとしました。仮条件の設定と機関投資家の評価が次の重要な確認材料となります。
トグルホールディングス(652A)のIPO初値予想:第1弾
初回分析後に追記します。
仮条件価格
仮条件決定後に追記します。
トグルホールディングス(652A)のIPO初値予想:第2弾
仮条件決定後に追記します。
仮条件決定後のAI診断
仮条件決定後に追記します。
公開価格
公開価格決定後に追記します。
IPO抽選結果
抽選結果発表後に追記します。
トグルホールディングス(652A)のIPO初値予想:第3弾
公開価格決定後に追記します。
直前初値予想
上場日前日に追記します。
上場日の気配運用
上場日前日に追記します。
トグルホールディングス(652A)のIPO初値結果
初値形成後に追記します。
