最近IPOセカンダリの記事を続けざまに書いているせいか、読者様より多くのIPOセカンダリについてのお問い合わせを頂きます。おそらくティアンドエス(4055)、ニューラルポケット(4056)、インターファクトリー(4057)と3連続で利益が出たことを記事で書かせて頂いたことからIPOセカンダリに興味を持たれた方が多いのかと思います。

最初に申し上げておきますが、今回の記事はあくまでも持論です。十人十色で人によって様々な持論をお持ちかと思いますが、管理人の持論を押し付けるわけではありませんし、IPOセカンダリを推奨するものでもありませんので誤解の無いようお願い致します。

そして結論から申し上げると「IPOセカンダリはギャンブル」というのが管理人の持論です。上に行くか下に行くかの丁半博打です。ただ「ギャンブル」と言うと聞こえが悪くなるかもしれないので、当記事では「投機」という表現も使わせて頂いております。「ギャンブル」と「投機」の意味合いも違いますが、細かい点は突っ込まないで下さいね^^;

となると普通の株式投資も結果的には上に行くか下に行くかなので、丁半博打の「ギャンブル」という位置付けになるのではないかと思われがちですが、「投資」は将来的に企業価値が上がり、その企業が生み出すことができる利益に中長期的な目線で企業の応援を含めて資金を投じることを言い、「プラスサムゲーム」などと表現されることもあります。

それに比べ「投機」は文字通り機会に投じると書き、短期的に価格の動く方向を予測し、機会を伺って値上がり(値下がり)のタイミングを狙って資金を投じることを言い、「ゼロサムゲーム」などと表現されることもあります。

ちなみに「ゼロサムゲーム」とは限られたモノを「取り合う」ことを言い、「プラスサムゲーム」は対象物が増加しそれを「分け合う」ことを言い、言葉の起源は文字通りゲーム界から来ているゲーム用語です。

話が少々ズレてしまいましたが、管理人はこういった位置付けで「投資」と「投機」を分けて考えており、このことからIPOセカンダリは限られたモノを取り合う「ゼロサムゲーム」で短期的に価格が上がると予測して参戦することから「投機」、場合によっては丁半博打の「ギャンブル」と位置付けしています。

ただ今回ティアンドエス(4055)に限っては丁半博打と思いながら取引しましたが、ニューラルポケット(4056)とインターファクトリー(4057)についてはあまり丁半博打という感覚は無く、個人的にギャンブルのつもりはありませんでした。騰がるであろうと思われる3つの理由がありました。

まず今年(2020年)は異例中の異例で3日目まで初値が持ち越されたIPO銘柄が下記の通り4社あります。1年で4社もある自体がそもそもの異例であるにも関わらず、その4社すべて初値形成後一度はストップ高にタッチしています。しかも4社中3社はストップ高で大引けを迎えています。

日付初値高値安値終値出来高
フィーチャ4,710円5,410円4,010円4,050円1,598,300株
Branding Engineer2,920円3,420円2,713円3,420円887,700株
ニューラルポケット5,100円6,100円5,100円6,100円831,100株
インターファクトリー5,080円6,080円5,080円6,080円1,164,300株

ただ上記はあくまでも結果論でニューラルポケット(4056)参戦時は2社しか事例が無かったので、多少の不安はありました。インターファクトリー(4057)参戦時は事例こそ3社になりましたが、寄り付き後のフル板での着地予想が7,500円だったので、これはこれで初値が騰がり過ぎという不安がありました。

そこで2つ目の理由が出て来ます。
ティアンドエス(4055)が8月11日(火)の初値形成以降、8月26日(水)まで12連騰という快進撃を続けていたことです。IPOセカンダリ参戦するには格好の後押し材料となってくれました。

ティアンドエス(4055)の時系列データ
ティアンドエス(4055)IPO時系列データ
※Yahoo!ファイナンスより引用

ニューラルポケット(4056)の初値形成日は8月24日(月)でティアンドエス(4055)はまだ連騰中でした。インターファクトリー(4057)の初値形成日は8月27日(木)なので連騰記録は一旦終わっていましたが、何よりニューラルポケット(4056)がストップ高3連チャンとなっていたので、完全に追い風が吹いており、同様の動きになる可能性が高いと考えました。

そして最後の理由は単純にこのニューラルポケット(4056)とインターファクトリー(4057)の上場後から次のIPO新規上場雪国まいたけ(1375)までおよそ3週間ほどのIPO空白期間ができるため、短期筋の資金が入りやすいのではないかと考えました。

これら3つの理由があったため、ニューラルポケット(4056)とインターファクトリー(4057)は勝てる確率が高かったと判断し、IPOセカンダリ参戦するに至ったわけです。それでも結果的にどちらも200株しか買っていないということは結局のところ自信が無かったということにも繋がりますが、これは管理人の性格上の問題なので仕方ありません^^;

途中から記事の主旨が変わってしまったかもしれませんね。今回は自分の取引に沿って色々と理由は付けているものの、IPOセカンダリは「投資」ではなく「投機」であり、さらには丁半博打のギャンブルであるということには相違ありません。ただそれなりに自分が納得だけるだけの材料があれば「投機」ではあるものの「ギャンブル」ではないのかもしれないと感じました。結論が曖昧ですいません。

冒頭でも申し上げている通り、これらはあくまでも持論であって、この考えを押し付けようとするつもりも、IPOセカンダリをオススメするつもりもまったくありませんので誤解のないようお願い致します。

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