yutori（5892）のIPO（新規上場）初値結果！

yutori（5892）のIPO（新規上場）初値が付きましたので簡単ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。今年（2023年）のオーラスIPO案件となりますが、はたして有終の美を飾ることができたのでしょうか。

yutori（5892）のIPO初値結果

市場開場直前（8時59分）のこのyutori（5892）のフル板の合致点は2,700円（初値売買代金：4.3億円）となっていたので、およそ129円吊り上げられた2,829円（初値売買代金：7.8億円）での初値形成となりました。初値売りで+30,900円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。

冬期休暇入りで大口（機関投資家、海外投資家）の参戦も少なく、初値売却率も比較的高かったものの、しっかり寄る寄る詐欺もあり、多少なりともオーラスIPO案件としてのプレミアム効果はあったようです。

初値買いに入った資金は今回も二桁億円には届きませんでしたが、今の地合いで初値が好スタートとなったことだけでも結果オーライと言えるのかもしれませんね。一応は有終の美で締めくくってくれました＾＾

ただ、初値形成後の高値は9時24分に付けた2,949円までしか無く、またしても見慣れた右肩下がりの弱いチャートとなっています。初値形成後みるみるうちに連買いや特買いを巻き込みながらストップ高みたいな元気な値動きは無かったので、IPO地合いの回復まではまだまだ遠いようです。来年（2024年）以降に乞うご期待といったところでしょうか。

yutori（5892）IPO5分足チャート（2023年12月27日）

終値は初値価格（2,829円）を230円下回る2,599円と安値圏での取引終了となっており、本日1日の出来高は1,040,900株で、OA含めた公開株数（655,500株）の1.6回転程度回っていますが、東証グロース市場の出来高ランキングは27位とこれまたトップ10にすら入っていません。

これで今年（2023年）のIPOも終了となりました。最後はどこかしらホッとした感がありますが、まだまだ物足りなさは否めません。依然としてIPO当選の門は狭い上に初値は当日フタを開けてみるまでわからないという不安な環境が続いていますが、いずれ来るIPO地合い回復を願って来年（2024年）以降も粛々と申し込んで行くしかないですね。