IPOブロガーはIPOに当選しやすいというのはホント！？

今日は読者様からたまに頂くご質問に答えるQ&A記事になりますが、タイトル通り「IPOブロガーはIPOに当選しやすいか」についてです。実は以前からこのご質問多かったんですよね。もちろんご質問頂いた時点で個別にはお返事させて頂いておりますが。

基本的にIPOブロガーは証券会社がクライアントとなっているため、IPOを贔屓目に回してくれるとか、IPOブロガーに当選させると証券会社の宣伝になるからあえて当選させているとか、どうやら世間ではIPOブロガーの方が当選しやすいなどと思っている方が結構多くいらっしゃるようです。

残念ながらこれまったくもってハズレです。
完全にでたらめなウワサで、決してそんな事実はありません。それは弱小ブロガーであろうが強大ブロガーであろうが、IPOブロガーだからといって証券会社が贔屓目にIPOを回してくれるなんてことは絶対にありません。絶対にです。

幼少期に親から「世の中に絶対はない。絶対なんて言葉を軽々しく口にしていはいけない」などと口酸っぱく言われてきましたが、これについては自信を持って言えます。絶対にありません。

まず証券会社がIPOブロガーの個人情報を特定することはほぼ不可能なのです。管理人も含めIPOブロガーがよく証券会社の宣伝をタイアップも含め行っておりますが、それは証券会社と直接やり取りをしているわけではなく、間にASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）という業者が入っており、そのASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）と証券会社の間では個人情報保護の観点から個人情報の相互開示は一切行っておりません。

ですので、証券会社がIPOブロガーの個人情報を特定することはほぼ不可能となります。ご承知の通り、証券会社は特にコンプライアンス関係に厳しいですからね。

さらにこれまで管理人もいくつか証券会社からの取材を受けさせて頂いたり、逆にインタビューをさせて頂いたこともありますが、この場合も必ず間には雑誌社が入っていたり、ASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）が入ったりしています。直接やり取りするということは基本的にありません。直接やり取りが無いということは個人情報も伝わることはありません。

逆に個人情報が伝わっているようであれば個人情報保護の観点から個人情報保護法違反で法律違反ということになりますし、管理人も法律については詳しくありませんが、そもそもIPOを贔屓目に渡すという行為自体、利益供与とか利益相反とか損失補填とか何かしらの証券取引法違反になると思います。そういう意味では店頭の裁量配分はかなりグレーですが。

ついでに申し上げますとよくIPOに当選するIPOブロガーのブログやサイトから口座開設すると当選しやすいというウワサもあるようですが、これについてもまったくのでたらめです。

これはおそらくIPOブロガーの当選記事を見掛けることが多いので、そういう風に勘ぐってしまうのかもしれませんが、IPOブロガーの当選記事を多く見掛ける理由の多くには、落選は目立ちにくいという錯覚的な理由もあると思います。実際にIPOの当選記事はアクセス数が増えるため、目立っていることは間違いありません。

いずれにしてもIPOブロガーだからといって、贔屓目に見てIPO当選を頂けることや、よく当選しているIPOブロガーのブログやサイトから口座開設すると当選しやすいというウワサは100%でたらめで、100%あり得ないと断言できます。

ただ、IPOの当選確率を上げる方法として大和証券でステージを上げるとか、SMBC日興証券でステージを上げるとか、SBI証券のIPOチャレンジポイントを貯めるなど、おおむねIPO愛好家ならほとんどの方がご存知の方法で当選確率を上げる方法はあるので、IPOブロガーは少しでも当選確率を上げるために、これらの方法をほぼすべて実施しているとは思います。少なくとも管理人はすべて実施しています。

こういった方法をしっかり行えば当選確率が上がりますが、それ以外に基本的に誰だから当選しやすいとか、こうすれば当選しやすいといったIPOについての必勝法はありませんので、間違った情報に惑わされないように気を付けて下さい。

以上が「IPOブロガーはIPOに当選しやすいか」や「よく当たるIPOブロガーのブログ及びサイトから口座開設すればIPOに当選しやすくなるか」についての回答となります。