ブロードエンタープライズ（4415）IPO上場承認発表と初値予想！集合住宅向けインターネット関連サービスを展開！

ブロードエンタープライズ（4415）がIPO（新規上場）承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日はようやくIPO新規上場承認発表があったかと思えば1社のみでした。

当然ながらIPO新規上場承認発表のペースが遅くなれば遅くなるほど12月のIPOラッシュの過密度が増すことになります。すでに12月も中旬のIPO発表となっていることから12月は中旬から下旬に掛けての重複上場や連日上場で大変なことになりそうですね＾＾；

ブロードエンタープライズ（4415）の上場日は12月16日（木）で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は可もなく不可もなくのみずほ証券となっております。

ブロードエンタープライズ（4415）のIPO（新規上場）情報

設立：2000年12月15日
業種：情報・通信業
事業の内容：マンション向け高速インターネット「B-CUBIC」、後付けIoTオートロックシステム「ブロロック」を展開

そしてこのブロードエンタープライズ（4415）のIPO幹事団（シンジケート）の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券と岡三証券が入っているため、それぞれグループ会社となるauカブコム証券と岡三オンライン証券がIPO委託幹事（裏幹事）入りとなる可能性が高いです。

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ブロードエンタープライズ（4415）のIPO（新規上場）事業内容等

ブロードエンタープライズ（4415）はマンションオーナー、不動産管理会社、ハウスメーカー等が建築・管理する集合住宅を対象にインターネットサービスを提供しており、インターネットサービスは集合住宅に光回線を敷設するインターネットシステムの導入工事からインターネットシステム導入後のインターネット接続環境の維持、保守サービスまでを「B-CUBIC」というブランドで総合的に提供しております。

一般的な「全戸一括型」のインターネットサービスはマンションオーナーが導入時に初期工事費用の全額を負担することが多いですが、ブロードエンタープライズのサービスである「B-CUBIC」や「BRO-LOCK（ブロロック）」は初期導入費用0円で導入が可能となり、マンションオーナーの資金負担を軽減させるサブスクリプションモデルとなります。

以下動画はどこかしらユーチューバーみたいな雰囲気を感じるサムネですが、一応ブロードエンタープライズ（4415）の公式チャンネルのうちの一つの動画です。いくつか面白そうなのがありましたので、また時間があるときに見てみます＾＾；

※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額1,306,902千円については、設備資金として①支社開設90,000千円、開発資金として②ソフトウェアハードウェア開発150,000千円、運転資金として③商材である通信機器及び工事資金720,000千円、④人件費320,000千円、⑤借入金返済26,902千円に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
（ブロードエンタープライズのIPO目論見書より一部抜粋）

ブロードエンタープライズ（4415）のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ブロードエンタープライズ（4415）の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,790円としてオーバーアロットメント含め23.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型でやや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて7,280枚と多くはありませんが、極端に少ない枚数でもありません。

ブロードエンタープライズ（4415）はマンション向け高速インターネット「B-CUBIC」や後付けIoTオートロックシステム「BRO-LOCK（ブロロック）」など、主に集合住宅向けインターネット関連のサービスを提供する通信業者となります。

他にもIPO目論見書や公式サイトに具体的な記載はありませんが、賃貸物件オーナーお役立ちサイト「賃貸経営ネット」の運営やライフライン取次サービス（インターネット回線・電気・ガスの取次）も行っており、集合住宅向け無料インターネットサービス事業を中心に集合住宅の運営全般をサポートする事業も手掛けています。

上記YouTube動画もそうですが、この採用サイトを見ると、2000年設立の企業とは思えないようなエンターテインメント感があり、まさに社名の一部となっているブロードからブロードウェイのミュージカル風に仕上げているのか、実に大阪の企業らしいシャレの効いたサイト構成で、思わず色々と見入ってしまいました＾＾；

ブロードエンタープライズ（4415）の株主の中にベンチャーキャピタルや投資ファンドの保有株は無く、筆頭株主は代表取締役社長の中西良祐氏となっており、およそ93%を保有していますが、解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力とはなりません。

東証マザーズ上場の「情報・通信業」とIPO的には人気セクターではありますが、事業内容はネット関連とはいえ、どこかしら地味な印象を受けます。公開規模もIPO想定価格（2,790円）ベースで23.3億円と中規模サイズとなることから、今のIPO地合いでは初値高騰という流れは厳しそうに感じます。

とはいえ、業績は好調で生活を豊かにするIoT（モノのインターネット）関連となることからテーマ性もあるため初値は小じっかりで、さすがに公募割れするような内容では無いと予想されます。ひとまずの初値評価はIPO地合いも考慮するとC級評価あたりが妥当なラインでしょうか。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのブロードエンタープライズ（4415）のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。IPO幹事団（シンジケート）は現時点で10社、IPO委託幹事（裏幹事）入りが予想されるネット証券2社を含めると総勢12社となるため、IPOラッシュ突入となれば申し込み作業に追われることになりそうですね＾＾；

＜追記＞
やはりauカブコム証券もこのブロードエンタープライズ（4415）のIPO裏幹事（委託幹事）になると公式サイトで正式に発表がありました。

ブロードエンタープライズ（4415）のIPO取り扱い決定（auカブコム証券）

＜追記＞
やはり岡三オンライン証券もこのブロードエンタープライズ（4415）のIPO裏幹事（委託幹事）になると公式サイトで正式に発表がありました。

ブロードエンタープライズ（4415）のIPO取り扱い決定（岡三オンライン証券）

ブロードエンタープライズ（4415）のIPO（新規上場）業績等

ブロードエンタープライズ（4415）のIPO経営指標

ブロードエンタープライズ（4415）のIPO売上高及び経常損益