サクシード（9256）IPO上場承認発表と初値予想！教育と福祉の分野における社会課題を解決！

サクシード（9256）がIPO（新規上場）承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。なんと本日は驚異のIPO新規上場承認発表7社です。7社の同日発表はさすがに管理人のIPO投資15年の経験の中でも記憶にありません＾＾；

ひとまず当記事はこのサクシード（9256）のIPO紹介となりますが、残り6社の網屋（4258）とクルーバー（7134）とハイブリッドテクノロジーズ（4260）と三和油化工業（4125）とエクサウィザーズ（4259）と外国株のYCPホールディングス（グローバル）リミテッド（9257）のIPO紹介については後ほどまた別記事にてそれぞれご紹介させて頂きます。

サクシード（9256）の上場日は12月22日（水）で、Finatextホールディングス（4419）とサインド（4256）とTHECOO（4255）とリニューアブル・ジャパン（9522）と網屋（4258）と6社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。

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サクシード（9256）のIPO（新規上場）情報

設立：2004年4月14日
業種：サービス業
事業の内容：自社運営の教育サービス（個別指導教室の運営、家庭教師の紹介）及び教育と福祉に関する人材サービス（人材派遣・紹介・業務委託）

そしてこのサクシード（9256）のIPO主幹事がSBI証券となることからSBIネオトレード証券、平幹事の中には岡三証券が入っているため、岡三オンライン証券もIPO委託幹事（裏幹事）入りとなる可能性も高いです。

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サクシード（9256）のIPO（新規上場）事業内容等

サクシード（9256）は「教育人材支援事業」「福祉人材支援事業」及び「個別指導教室事業」の3つの事業を営んでおり、それぞれの事業内容は以下の通りとなります。

【手取金の使途】
手取概算額493,250千円については、①個別指導教室の新規出店、②新規拠点の設置、③人材の育成・採用、④東京本社の増床に充当する予定であります。
上記使途以外の残額は、事業拡大に伴うプロモーション費用、オンライン家庭教師や顧客管理のためのシステム開発投資、その他の運転資金等に充当する方針であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針です。
（サクシードのIPO目論見書より一部抜粋）

サクシード（9256）のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

サクシード（9256）の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,450円としてオーバーアロットメント含め12.5億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては10億円超えではあるものの、まだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどの水準ではありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて7,500枚と多くもなく少なくもなくといったところです。

上述の通りサクシード（9256）の事業内容は自社運営の教育サービス（個別指導教室の運営、家庭教師の紹介）及び教育と福祉に関する人材サービス（人材派遣・紹介・業務委託）と、特筆するようなことはなく、非常にシンプルな事業内容となりますが、残念ながらIPO市場では人気化するような業態ではありません。

ちなみにYahoo!やGoogleなどの検索エンジンで「サクシード」と検索すると、トップページはトヨタ社の「サクシード（Succeed）」という車が多く出て来ます。あとはIT企業のサクシード株式会社というこれまた違うサクシードが出て来て、2ページ目にしてようやく「家庭教師のサクシード」と「個別指導学院サクシード」が出て来ます。どうやら「サクシード」での検索強化はしていないようですね。

まったく関係ありませんが、たぶん検索する方もいらっしゃるかと思うので、検索しなくても良いようにトヨタ社の「サクシード（Succeed）」の写真を載せておきます。主にビジネス車みたいな感じですね。

サクシード（9256）の株主の中にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。公開規模もIPO想定価格（1,450円）ベースで12.5億円とそれほど大きなサイズでも無いことから、この面での需給は良好と言えます。

問題はやはり連日の重複上場です。もうIPOラッシュなどと悠長な状況ではありません。12月の4週目はまさに激動の週となります。20日（月）は3社同日上場、21日（火）は4社同日上場、22日（水）は6社同日上場、23日（木）は5社同日上場で、このサクシード（9256）の上場日は22日（水）で6社同日上場と今のところ一番多い日となります。もちろんこの狂った状況ならさらに増える可能性も否定できません。

これだけ連日の重複上場劇が続けばさすがに初値の明暗がくっきり分かれることになりそうです。もちろんネット関連のような華々しい事業内容であれば「明」の部分になると思いますが、地味な事業内容となれば「暗」の方になるでしょう。残念ながらこのサクシード（9256）は後者となる可能性が高く埋没してしまうかもしれません。

公開規模はそれほど大きくないため、大きなダメージを受けることは無いと思いますが、それでもやはり今のような買いが入らないIPO地合いが続いていれば、最悪の事態もあり得るかもしれません。ひとまずの初値評価はD級評価が妥当でしょうか。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのサクシード（9256）のIPO参加スタンスは中立で、IPO地合いや大手初値予想会社の見解などを見てから判断したいと思います。先日（11月9日）上場した日本調理機（2961）に続き珍しくSBI証券主幹事案件らしくない地味な銘柄です。今回もIPOチャレンジポイントの話題は少なそうですね。

サクシード（9256）のIPO（新規上場）業績等

サクシード（9256）のIPO経営指標

サクシード（9256）のIPO売上高及び経常利益