セイファート（9213）IPO上場承認発表と初値予想！早くも2022年第一号IPOが登場！

セイファート（9213）がIPO（新規上場）承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。早くも来年（2022年）第一号IPOの登場です。IPO愛好家にとっては嬉しいニュースですね。

昨日はIPOブロガーにとっては魔の金曜日でしたが、管理人もさすがに金曜日とはいえ、IPO新規上場承認発表は無いだろうと思いながらも一応万が一を考えて、久しく見ていなかった「EDINET」にたまたまアクセスすると、なんとビックリ「有価証券届出書（新規公開時）」の文字が。もう来年（2022年）のIPOの登場です＾＾；

ちなみに東証は本当に金曜日が大好きなようで、今年（2021年）のオーラス案件Institution for a Global Society（4265）のIPO新規上場承認発表日も11月26日で金曜日でしたし、11月18日の金曜日も過去最大となる8社のIPO新規上場承認発表を出して来ました。他にも金曜日はIPOを多く出して来る傾向があります。

しかも今回は時期的に1月分でも良いぐらいなのに2月分と来ています。ちょっと早いような気がしますが、もしかすると来年（2022年）4月の東証再編までの緩い上場審査が引き続き影響しているのでしょうか。となるとここぞとばかりに来週もまだ出て来る可能性はありそうです。それとも今回は素直にサンタさんからのクリスマスプレゼントと見るべきでしょうか＾＾；

セイファート（9213）の上場日は2022年2月4日（金）で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事も可もなく不可もなくのみずほ証券となっております。

セイファート（9213）のIPO（新規上場）情報

設立：1991年7月11日
業種：サービス業
事業の内容：美容業に関する広告求人サービス、紹介及び派遣サービス、教育サービス

珍しくIPO幹事団（シンジケート）の中にはSBI証券の名前がありませんね。
そしてこのセイファート（9213）のIPO幹事団（シンジケート）の中には大和証券が入っているため、グループ会社となる大和コネクト証券がIPO委託幹事（裏幹事）入りとなる可能性が高いです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 大和コネクト証券公式サイト

セイファート（9213）のIPO（新規上場）事業内容等

セイファート（9213）はグループ会社で、株式会社セイファート及び連結子会社 SEYFERT International USA, Inc.（米国）の2社で構成されており、美容師の社会的地位向上や美容師への一生を通じたサポート及び美容室経営者の抱える課題改善を支援するなど美容業界の発展のために美容室経営企業を主要顧客として、様々なサービスを展開しております。

事業区分はサロンサポート事業の単一セグメントとしており、サロンサポート事業は以下の通り「広告求人サービス」「紹介・派遣サービス」「教育（その他）サービス」で構成されております。

※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額423,592千円については第三者割当増資の手取概算額上限115,198千円と合わせた手取概算金額合計上限538,791千円について、①現行「re-quest/QJ navi」全面リニューアルに80,000千円、②新規アプリ開発に100,650千円、③ERP導入・構築に180,000千円、④オフィス設備購入に10,000千円、⑤人材投資に36,000千円、⑥既存取引金融機関への融資返済に132,141千円をそれぞれ充当する予定です。
なお、上記調達資金については、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
（セイファートのIPO目論見書より一部抜粋）

セイファート（9213）のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

セイファート（9213）の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,120円としてオーバーアロットメント含め9.6億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて7,456枚と多くもなく少なくもなくといったところです。

上述の通りセイファート（9213）の事業内容は美容業に関する広告求人サービス、紹介及び派遣サービス、教育サービスということで、中身は広告代理業、コンサルティング業、マーケティング業と多岐に渡るものの美容業界に特化しており、特に目新しさも無く、IPO市場では人気化するような業態ではありません。時価総額はわずか14.7億円で設立からおよそ30年経過していることから今さら上場感も否めません。

業績は売上収益ともに順調に推移しているものの、成長しているかどうかで言うと、すでに頭打ち感があり、おおむね横ばいで微妙なところです。成長性に欠けることや設立からおよそ30年というオールド感などが、上場市場が東証マザーズ市場ではなくJASDAQスタンダード市場となっている理由なのかもしれませんね。

元々は1991年3月に美容師向けの就職情報誌「リクエストQJ」を創刊したことがキッカケで、その後美容業界に特化した求人広告サービスを始め、事業を拡大させて来たという経緯となっています。

代表取締役社長の長谷川高志氏は御年60歳（1961年2月生まれ）で起業前も国産化粧品商社で美容室に対する営業をされていたようです。一代で会社を上場させるまでに成長させ、過去から現在に至るまで美容一色の人生という感じですね。

セイファート（9213）の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が1社30,000株あり、90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。ただしみずほ証券お得意の初値形成後でないと解除されないタイプとなるため、上場時の余計な売り圧力にはなりません。その他既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。

人気業態では無いものの公開規模9.5億円の軽量案件ということに加えて「新年第一号IPO案件に公募割れ無し」というアノマリー付きです。事業内容云々よりも軽量かつアノマリーが付いているため、初値はほぼ鉄板（公募割れ無し）と言えそうです。初値評価はA級評価と言いたいところですが、業態が業態だけにさすがに持ち越しまでは無いと見てひとまずB級評価が妥当なところかと思います。

いずれにしても管理人の個人的なこのセイファート（9213）のIPO参加スタンスは久しぶりに全力申し込みで行く予定で考えています。とはいえ、IPO主幹事は難攻不落のみずほ証券です。第一号IPOということも相まって争奪戦となりそうですね。

セイファート（9213）のIPO（新規上場）業績等

セイファート（9213）のIPO経営指標

セイファート（9213）のIPO売上高及び経常利益