長栄(2993)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,890円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

長栄(2993)の上場日とIPO申込期間

長栄(2993)の上場日は12月24日(金)で、タカヨシ(9259)Green Earth Institute(9212)ニフティライフスタイル(4262)CS-C(9258)エフ・コード(9211)サスメド(4263)と前代未聞の7社同日上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる東証二部市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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なお、この長栄(2993)のIPO申し込み期間は12月9日(木)~12月15日(水)となっており、ようやく終盤戦ですが、まだまだIPO申し込みラッシュ期間真っ最中なので、しっかり資金管理をしながら申し込み作業をする必要があるため、銘柄の取捨選択も重要な時期継続かと思います。

長栄(2993)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

長栄(2993)のIPO(新規上場)初値予想

長栄(2993)のIPO想定価格は1,890円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。正直内容的にはE級評価でも良いかと思っています。

この長栄(2993)のIPO仮条件は明日12月8日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に順次追記致します。

長栄(2993)の事業内容

長栄(2993)の事業内容は不動産管理事業及び不動産賃貸事業ということで、京都を中心とした特に新規性の無い不動産賃貸管理会社となります。

この長栄(2993)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

長栄(2993)のブルベア要素とIPO参加スタンス

長栄(2993)の公開規模はIPO想定価格ベース(1,890円)で23.4億円と規模的に東証二部市場への上場としては最近の傾向から見ると中型サイズとなり、荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて10,800枚と多くもなく少なくもなくといった枚数です。

今回もこの長栄(2993)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては業績は横ばいではあるものの赤字ではない点とPERが低いため予想配当利回りが3.0%を超えて見える点でしょうか。無理矢理感はありますが、残念ながらポジティブ材料としてはそれ以外に探しても見つかりませんでした。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
タカヨシ24.2億円東証マザーズ野村證券
Green Earth Institute46.8億円東証マザーズみずほ証券
ニフティライフスタイル47.5億円東証マザーズみずほ証券
CS-C19.4億円東証マザーズSBI証券
エフ・コード3.3億円東証マザーズSBI証券
サスメド39.0億円東証マザーズSMBC日興証券
長栄23.4億円東証二部SMBC日興証券

ベア要素(ネガティブ材料)としては7社同日上場の過密スケジュールはもちろんですが、それよりも上記の通り7社のうちの1社だけ不人気市場となる東証二部上場という点がものすごく目立ちます。加えて市況に左右されやすい不動産セクターかつ特に新規性の無い事業内容で中規模(23.4億円)サイズとなると埋没リスクが一層高まりそうです。

よって管理人の個人的なこの長栄(2993)のIPO参加スタンスは素直にスルーが正解かと思っています。もしかするとこの内容では今回の過密スケジュールの中での上場でなくてもスルーしていたかもしれません。もちろんIPO幹事団(シンジケート)の中にはSBI証券が入っているため、IPOチャレンジポイントだけはしっかり頂いておきます。

長栄(2993)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこの長栄(2993)のIPO株(公募株及び売り出し株)10,800枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事9,720枚90.0%
大和証券324枚3.0%
みずほ証券216枚2.0%
岡三証券108枚1.0%
SBI証券108枚1.0%
楽天証券100%完全抽選108枚1.0%
松井証券前受け金不要108枚1.0%
西村証券108枚1.0%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%
岡三オンライン証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,620枚あります。

これまで何度も申し上げておりますが、IPO主幹事はIPO当選後のキャンセルは1カ月間IPOに申し込めなくなるというペナルティが課せられるSMBC日興証券です。

もう12月IPOも終盤戦でおそらく新年第一号IPOは1月末から2月初旬と1カ月以上先になると予想されるため、ココまで来れば1カ月間のペナルティがなんぼのもんじゃい!と考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、やはりペナルティと言うのは気持ちの良いものではありません。申し込みを検討されている方はしっかり吟味して、当選した際は購入することを前提に申し込みされた方が良いかと思います。

長栄(2993)のIPO仮条件決定

長栄(2993)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,890円
IPO仮条件:1,700円~1,800円

IPO想定価格よりも窓開けの下ブレとなる弱気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は21.1億円~22.3億円となりました。

長栄(2993)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

長栄(2993)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,650円~1,800円

IPO仮条件が窓開けの弱気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについてはスルーとさせて頂きます。IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券だけは申し込みます。

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