ベルテックス(623A)のIPO新規上場)が承認されました。上場日は9月18日(金)、上場市場は東証スタンダード、IPO主幹事は東海東京証券です。当記事では、初値予想をはじめ、仮条件、公開価格、抽選結果、初値結果まで、判明した情報を上場日まで随時追記していきます。

ベルテックス(623A)のIPO判断ポイント

<注目点>
売出中心ではなく、公募3,150,000株による資金調達型のIPOである点です。
<初値の見え方>
業績成長は評価材料ですが、東証スタンダード上場で吸収金額22.8億円と軽量案件ではありません。
<参加判断の軸>
想定価格530円に対する割高感の有無と、仮条件決定時の需給評価がポイントになります。

ベルテックス(623A)のIPO基本情報

ベルテックス(623A)IPO初値予想

IPO基本情報
上場市場 東証スタンダード
証券コード 623A
会社名 ベルテックス
設立年月日 2010年12月7日
業種 不動産業
事業の内容 不動産コンサルティング、不動産企画・開発、不動産の売買・賃貸仲介及び賃貸管理業務、不動産の運用、不動産ファンド事業
公募株数 3,150,000株
売出株数 600,000株
OA売出 562,500株
海外募集 なし
IPO承認日 8月14日(金)
上場日 9月18日(金)
仮条件決定日 9月1日(火)
BB期間 9月3日(木)~9月9日(水)
公開価格決定日 9月10日(木)
購入申込期間 9月11日(金)~9月16日(水)
上場時発行済株式数 11,250,000株
時価総額 59.6億円
吸収金額 22.8億円(OA含む)
想定価格 530円
IPO幹事証券・配分数
幹事証券名 配分数 配分割合
東海東京証券(主幹事 33,930枚 90.4%
SBI証券 893枚 2.3%
松井証券 446枚 1.1%
マネックス証券 446枚 1.1%
楽天証券 446枚 1.1%
むさし証券 179枚 0.4%
極東証券 179枚 0.4%
岡三証券 179枚 0.4%
水戸証券 179枚 0.4%
丸三証券 179枚 0.4%
岩井コスモ証券 178枚 0.4%
東洋証券 133枚 0.3%
あかつき証券 133枚 0.3%


IPO一次情報

ベルテックス(623A)のIPO(新規上場)に関する有価証券届出書に基づき、一次情報から読み取れる需給、事業、収益、および市場での評価について分析を行います。本記事は届出書提出時点の想定発行価格530円を前提とし、公開されたデータに基づき構成しています。

需給の全体像

公開株式は公募3,150,000株、売出600,000株、OA562,500株の合計4,312,500株です。想定価格530円ベースの吸収金額は22.8億円で、東証スタンダード案件として需給面に強い軽量感はありません。

一方、OAを除く公開株3,750,000株のうち84%が公募です。売出人は創業者の梶尾祐司氏で、売出株数は600,000株にとどまります。上場前は同氏が発行済株式8,100,000株のすべてを保有しており、VCによる売出しは確認できません。公募主体で会社に資金が入るIPOという点は評価できます。

梶尾氏や新株予約権者には上場後180日間のロックアップが設定されています。一方、ストック・オプションによる潜在株式数は789,000株で、届出書提出時の発行済株式数に対して10.0%に相当します。

また、上場日はテクノクラフト(622A)かがやきホールディングス(624A)と同日の9月18日(金)です。3社同日上場となるため、投資家の関心や資金が分散し、ベルテックス(623A)単独の需給にはマイナスに働く可能性があります。

事業の見え方

ベルテックス(623A)は投資用マンションを中心に、不動産の仕入れ、企画・開発、販売、賃貸管理、不動産ファンドまで扱っています。主力は不動産コンサルティングサービスで、2025年11月期の売上高構成比は89.3%。不動産管理サービスは10.7%です。

自社ブランド「VERXEED」シリーズの新築マンションに加え、中古物件も販売しています。販売後の賃貸管理を取り込むことでストック収益を積み上げる構造で、2026年6月末の賃貸管理戸数は5,259戸、管理物件の入居率は99.8%とされています。

一方、収益の大半は不動産販売によるため、典型的なストック型企業とは異なります。不動産価格、建築費、金利、物件仕入れ、販売時期などの影響を受ける事業構造です。

収益面

ベルテックス(623A)の業績は大きく伸びています。2025年11月期は売上高34,941,218千円、経常利益1,758,362千円、当期純利益1,280,798千円。前期比では売上高23.4%増、経常利益57.2%増、純利益63.8%増でした。自社ブランドマンション14棟336戸の供給などが増収増益につながっています。

2026年11月期中間期も売上高16,699,760千円、経常利益910,224千円、中間純利益599,676千円と黒字を確保しています。

公募による手取概算額は約15.1億円で、第三者割当分を含めると最大約17.9億円。マーケティング、コーポレートブランディング、採用・拠点展開、人材育成、IT関連、販売用不動産の調達などに充当する予定です。成長投資を目的とした資金調達であることは確認できます。

評価ポイント

ベルテックス(623A)のプラス材料は、直近の売上・利益が大幅に伸びていること、公募主体で資金調達色が強いこと、VCの出口案件ではないことです。想定価格530円で計算した上場時時価総額も59.6億円にとどまります。

注意したいのは、吸収金額22.8億円と公開規模がそれなりにあることです。また、不動産販売が売上高の約9割を占めるため、金利上昇や不動産市況、仕入価格、建築コストの影響を受けます。有利子負債依存度も2025年11月期末で45.9%とされています。

プレ初値予想

ベルテックス(623A)の初値評価はD級を想定し、想定価格530円に対する初値予想は580円~630円程度とします。

需給面では22.8億円の吸収金額に加え、テクノクラフト(622A)かがやきホールディングス(624A)との3社同日上場による関心・資金の分散が上値を抑える要因です。一方、売出中心ではなく公募主体で、VC売出しも確認できません。

事業面では不動産IPOという新規性の乏しさはあるものの、直近の増収増益は明確です。地合いについては不動産IPOへの強い追い風を前提とせず、仮条件決定時の市場環境を改めて確認したいところです。

想定価格の大幅な上振れまでは見込みにくいものの、公募割れを前提にするほど弱い内容とも考えていません。現時点の参加スタンスは「参加を検討できる水準」とします。

📢 【期間限定】公開から72時間以内の最新IPO情報

※投稿から72時間経過すると閲覧制限がかかる場合があります。

ベルテックス(623A)のIPO初値予想:第1弾

500円~550円

仮条件価格

530円~550円
(上限突破なし)

公開規模:22.8億円~23.7億円

ベルテックス(623A)のIPO初値予想:第2弾

540円~580円

仮条件決定後のAI診断

ベルテックス(623A)の仮条件は530円~550円。想定価格530円に対して上限は3.7%上振れにとどまり、価格設定そのものに強い引き上げはない。仮条件評価は「中立」とする。公開株数は公募3,150,000株、売出600,000株、OA562,500株で変わらず、仮条件上限550円ベースの吸収金額は23.7億円(OA含む)。東証スタンダードの不動産IPOとして軽量とは言いにくく、短期需給には一定の重さがある。

資本政策は公募主体で、OAを除く3,750,000株のうち公募が84.0%を占める。既存株主の出口色が強い案件ではなく、会社には公募による資金が流入する。仮条件平均540円ベースの差引手取概算額は15.4億円、第三者割当増資まで含めた手取概算額上限は18.2億円となり、マーケティング、ブランディング、人材採用・拠点展開、IT関連、販売用不動産の調達などに充当する計画だ。成長投資に資金を振り向ける点はプラスだが、広告・採用・拠点拡大は先行費用にもなるため、短期的には利益押し上げに直結する資金使途ではない。

ベルテックス(623A)の事業は不動産コンサルティングサービスの売上比率が高く、物件販売が業績を左右する構造。2025年11月期は売上高349.4億円、営業利益18.9億円、経常利益17.5億円まで伸び、中間期も営業利益9.7億円、経常利益9.1億円を確保している。業績成長は評価できる一方、不動産取得には自己資金や借入金を利用しており、会社自身も金融コストを含む経常利益を重要指標としている。金利上昇は仕入・保有コストだけでなく、投資用不動産を購入する顧客側の資金調達にも影響するため、事業構造上のリスクとして外せない。

需給面では売出主体の出口案件ではない点や180日ロックアップが支えとなる一方、9月18日は4社同日上場となり、資金と関心の分散が大きなマイナス材料になる。ベルテックスはその中でも公開規模が大きく、スタンダード市場の不動産案件という性格も考えると、好業績だけで初値に大きなプレミアムを乗せるのは難しい。IPO地合いが良好でも、同日上場による需給負担を吸収できるかが上限を決める要因となる。

短期では公開規模、同日上場、金利への警戒が重く、中期では公募資金を使った拠点拡大や顧客開拓が業績につながるかを見たい案件。割安感があっても、それ自体が初値上昇を保証するものではなく、不動産業特有の金利・在庫リスクを織り込んだ価格とも考えられる。逆に、不動産IPOとして目新しさに欠ける点はマイナスだが、公募主体で利益成長が続いているため、公募割れ一辺倒で見る必要もない。

上限要因:業績成長、公募主体、VC出口案件ではない点
下限要因:23.7億円の公開規模、4社同日上場、金利上昇への警戒
参加スタンス:慎重参加

ℹ️これより下の情報は、判明次第追記いたします。

公開価格

公開価格決定後に追記します。

IPO抽選結果

抽選結果発表後に追記します。

ベルテックス(623A)のIPO初値予想:第3弾

公開価格決定後に追記します。

直前初値予想

上場日前日に追記します。

上場日の気配運用

上場日前日に追記します。

ベルテックス(623A)のIPO初値結果

初値形成後に追記します。