テクノクラフト(622A)のIPO新規上場)が承認されました。上場日は9月18日(金)、上場市場は東証スタンダード、IPO主幹事はSMBC日興証券です。当記事では、初値予想をはじめ、仮条件、公開価格、抽選結果、初値結果まで、判明した情報を上場日まで随時追記していきます。

テクノクラフト(622A)のIPO判断ポイント

<注目点>
ゴルフカートナビで国内導入シェア63%を掲げ、リカーリング収益を積み上げている点です。
<初値の見え方>
想定時価総額は小さい一方、売出株数が多く、スタンダード上場としては需給面にやや重さがあります。
<参加判断の軸>
足元の利益改善を評価する一方、ファンドの出口案件という側面と公開規模をどこまで許容できるかがポイントです。

テクノクラフト(622A)のIPO基本情報

テクノクラフト(622A)IPO初値予想

IPO基本情報
上場市場 東証スタンダード
証券コード 622A
会社名 テクノクラフト
設立年月日 1995年3月2日
業種 情報・通信業
事業の内容 ゴルフ関連事業:ゴルフ場向けのカートナビシステムの提供、ゴルフ場における広告配信サービスの展開及びゴルフ関連の個人向けアプリの提供
コミュなび事業:幼保育園向けの業務支援総合システムの提供
健康見守り事業:熱中症対策、医療領域におけるスマートウォッチを活用したバイタルデータ等の管理サービス
公募株数 426,000株
売出株数 1,500,600株
OA売出 288,900株
海外募集 なし
IPO承認日 8月14日(金)
上場日 9月18日(金)
仮条件決定日 9月2日(水)
BB期間 9月3日(木)~9月9日(水)
公開価格決定日 9月10日(木)
購入申込期間 9月11日(金)~9月16日(水)
上場時発行済株式数 4,686,000株
時価総額 29.5億円
吸収金額 13.9億円(OA含む)
想定価格 630円
IPO幹事証券・配分数
幹事証券名 配分数 配分割合
SMBC日興証券主幹事 -枚 -%
SBI証券 -枚 -%
野村證券 -枚 -%
第四北越証券 -枚 -%
岡三にいがた証券 -枚 -%
大和証券 -枚 -%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 -枚 -%
大和コネクト証券(委託幹事 ?枚 ?%
三菱UFJ eスマート証券委託幹事 ?枚 ?%


IPO一次情報

テクノクラフト(622A)のIPO(新規上場)に関する有価証券届出書に基づき、一次情報から読み取れる需給、事業、収益、および市場での評価について分析を行います。本記事は届出書提出時点の想定発行価格630円を前提とし、公開されたデータに基づき構成しています。

需給の全体像

公募株426,000株に対して売出し株は1,500,600株と、売出し株中心のIPOです。OA288,900株を含めた公開株数は2,215,500株、想定価格630円ベースの吸収金額は13.9億円となります。上場時の想定時価総額29.5億円に対する公開規模は大きめで、需給面だけを見れば軽量案件とは言えません。

売出しのうち1,152,200株は新生TC成長支援投資事業有限責任組合で、同ファンドは保有株を全株売却する予定です。上場前の保有比率は24.58%であり、IPOが投資回収の出口となる構図は注意材料です。一方、P&Cは上場前に2,040,000株を保有しており、348,400株を売り出します。

主要株主には原則180日間のロックアップが設定されています。地方創生新潟2号投資事業有限責任組合については公開価格の1.5倍以上で解除される条件となっています。

なお、上場日はベルテックス(623A)かがやきホールディングス(624A)と同日の9月18日(金)です。3社同日上場となることで、投資家の関心や資金が分散し、初値形成における需給面ではややマイナス材料となります。

事業の見え方

テクノクラフト(622A)の主力はGPS技術を活用したゴルフカートナビです。2025年12月末時点で国内1,148コース、18ホール換算では1,353コースに導入され、市場シェアは63%としています。さらに幼稚園・保育園向け業務支援システム「コミュなび」と、スマートウォッチを利用した健康見守り事業を展開しています。

特徴はハードウェア販売だけでなく、クラウド利用料など継続収入を組み合わせている点です。2025年9月期のリカーリング・レベニューは14.1億円で、売上高に占める比率は59.5%。ゴルフカートナビの年間解約率は0.63%、コミュなびは3.74%となっており、既存顧客から継続収益を得られる構造は評価できます。

一方、売上の大半は依然としてゴルフ関連事業です。長期的なゴルフ人口減少やカート更新時期の影響を受けるほか、タブレット仕入れの54.7%を華為技術日本、製品組み立ての約9割を本間電機工業に依存しており、調達先への集中もリスクです。

収益面

テクノクラフト(622A)の2025年9月期は売上高2,370,522千円、営業利益89,991千円、経常利益107,037千円、当期純利益64,193千円でした。売上高は前年の2,401,530千円から小幅減収、経常利益と純利益も減少しています。

ただし2026年9月期第3四半期累計では、売上高1,816,305千円、営業利益234,604千円、経常利益251,883千円、四半期純利益169,847千円まで改善しています。主力のゴルフ関連事業で調達コスト削減やタブレットのリユースなどが利益改善につながっています。一方、健康見守り事業は売上高41,049千円に対して営業損失78,948千円で、先行投資段階です。

公募による資金は、ゴルフカートナビ向け端末、高精度GPS関連、健康見守り事業、SaMDの承認・認証取得、「コミュなび」のAIを活用したシステム基盤刷新などに充当する予定です。

評価ポイント

テクノクラフト(622A)のプラス材料は、ゴルフカートナビで一定のシェアを確保していること、リカーリング収益が売上高の約6割を占めること、2026年9月期に利益が大きく改善していることです。想定価格630円で上場時時価総額29.5億円という水準も、足元の利益を考えれば極端な割高感はありません。

注意点は、公開株の約78%が売出しであり、新生TC成長支援投資事業有限責任組合が全株を売却する出口案件であることです。吸収金額13.9億円は時価総額との比較でも小さくなく、スタンダード市場上場という点を含め、初値需給には重さがあります。また、新規の健康見守り事業は赤字が続いており、将来の成長分野として評価するには今後の収益化を確認する必要があります。

プレ初値予想

テクノクラフト(622A)の初値評価はD級を想定します。

主力事業にはストック収益があり、2026年9月期の利益改善もプラスです。一方で、公開株数2,215,500株、吸収金額13.9億円に対して想定時価総額は29.5億円しかなく、売出し主体の構成も初値の上値を抑える要因になります。

事業面ではゴルフカートナビのシェアと低い解約率を評価できますが、IPOとしては「小型だから需給が軽い」とは言いにくい案件です。地合いが良好なら一定の上昇余地はあるものの、大幅な初値上昇を前提に参加する銘柄ではないと考えます。

初値予想:700円~800円程度

需給では売出し比率と公開規模に加え、3社同日上場による資金分散も重しとなる一方、事業ではリカーリング収益と足元の利益改善が下支えになると見ます。市場環境が良ければ800円前後までの上振れ余地はありますが、想定価格から1.5倍を超えるほどの需給条件ではありません。参加スタンスは「参加を検討できる水準」とします。

📢 【期間限定】公開から72時間以内の最新IPO情報

※投稿から72時間経過すると閲覧制限がかかる場合があります。

テクノクラフト(622A)のIPO初値予想:第1弾

600円~700円

仮条件価格

630円~650円
(上限突破なし)

公開規模:13.9億円~14.4億円

テクノクラフト(622A)のIPO初値予想:第2弾

680円~750円

仮条件決定後のAI診断

テクノクラフト(622A)の仮条件は630円~650円となり、想定価格630円に対して上限を3.1%引き上げた。下限は想定価格と同額で、仮条件評価は「強気」とする。ただしレンジは20円と狭く、価格を大きく引き上げるほどの強い評価ではない。公開株数は公募426,000株、売出し1,500,600株、OA288,900株の計2,215,500株で、仮条件上限650円ベースの吸収金額は14.4億円(OA含む)。上場時発行済株式数4,686,000株に対する公開株比率は47%台となり、小型案件でも需給が軽いとは言いにくい。

資本政策では売出しが公開株の中心で、新生TC成長支援投資事業有限責任組合から1,152,200株、P&Cから348,400株を売り出す。ファンドの出口性は明確なマイナス材料。一方、公募426,000株があるため完全な換金案件ではなく、調達資金はゴルフカートナビ関連の端末・高精度GPS機器、健康見守り事業、AIを活用した「コミュなび」の基盤刷新など成長投資に充当される。仮条件平均640円ベースで公募とOA第三者割当を合わせた手取概算額は最大394,433千円となる。

テクノクラフト(622A)の事業はゴルフ関連が主力で、カートナビの導入基盤とリカーリング収益を持つ点は下支えになる。2026年9月期第3四半期累計は売上高1,816,305千円、営業利益234,604千円まで利益水準が改善しているが、売上の伸びより利益改善が先行している点は確認しておきたい。健康見守り事業など新規領域への投資余地はある一方、短期的には既存事業の成長率と公開規模の方が初値への影響は大きい。

短期では、14.4億円という絶対額は重すぎないものの、売出比率の高さ4社同日上場による資金・関心の分散が重しとなる。ベルテックス(623A)かがやきホールディングス(624A)akippa(627A)と同日に資金を奪い合うため、単独上場より需給条件は悪化する。逆に、主要株主のロックアップが厚く上場直後の追加売却圧力が限定される点は下値を支えやすい。中期では、ストック収益や新規領域への投資が成果につながれば再評価余地はあるが、売上成長が鈍いままではSaaS型企業として高い評価を維持するのは難しい。

仮条件上限650円を基準に見ると、割安感だけで大きく買い上げられる案件ではなく、公開価格近辺から小幅高を基本線とする。上限側は利益改善、ゴルフカートナビの事業基盤、ロックアップの厚さが支え。下限側はファンド売出し、公開株比率の高さ、4社同日上場が制約となる。

初値予想:680円~750円程度
上限要因:利益改善、継続収益基盤、上場直後の追加売却圧力が限定的な点
下限要因:売出主体の出口性、公開株比率の高さ、4社同日上場による資金分散
参加スタンス:慎重参加

ℹ️これより下の情報は、判明次第追記いたします。

公開価格

公開価格決定後に追記します。

IPO抽選結果

抽選結果発表後に追記します。

テクノクラフト(622A)のIPO初値予想:第3弾

公開価格決定後に追記します。

直前初値予想

上場日前日に追記します。

上場日の気配運用

上場日前日に追記します。

テクノクラフト(622A)のIPO初値結果

初値形成後に追記します。